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9月12日のアレ -予- [Education]

 めっきり涼しくなりやがりまして、ランニングシャツと半ズボンしか持ち合わせない私などはランニングシャツを重ね着する以外に暖をとる方法がなく、それというのも、地球はますます温暖化していくのであるから長袖や長ズボンの類はもはや不要であるとの断定的言説を鵜呑みにしたばかりにこの有様なのであり、あっちい地球を冷ますんだと張り切っておったハロープロジェクトに対する世間様の視線が冷めて(醒めて)しまった昨今、むしろ地球寒冷化に心を砕かねばならぬとはまったく獲らぬ狸のブーラブラであり。


 

 経済協力開発機構(OECD)が発表した2008年版「図表で見る教育」の件。細かいことはともかく、日本の公財政教育支出の対GDP比は(データの存在する)OECD加盟28ヶ国中で最下位だったそうな。つまり、日本の公教育には金がかかっていない、ということでしょう。
 何度も書いてきたような気がしますが、教育とは国家百年の計であるわけです。今回の衆議院選挙、政権交代という日本国の体制大変革の是非が争われるなかで、教育の問題がいっこも争点とならなかったのはどうしたことでしょう。本来ならば、教育を抜きにして国家像を論じることはできないはず。と書いてみて、どこの党も目先の利益にとらわれて、そんな大きな話を持ち出していなかったことに気がつきました。
 たとえば校舎の耐震補強ひとつを取り上げても、阪神大震災から十数年を経てもなお、全ての学校での工事がなされていない現実がある。各自治体の財政状況が苦しいという事情があるにせよ、だったら国の予算で一括して済ませればいいわけです。子どもの生命を守る、のみならず、学校は災害時の避難場所としても機能するのですから、全ての学校がすみやかに耐震化されてしかるべきなのです。国家予算からすれば大した金額にはならないはずですが、その予算もつかない。どうやら予算を計上する気もないらしい。
 教育に金をかけることは、未来に投資することです。もちろん投資額が大きければよいというものではありませんが、教育予算はその国の先を見据えた戦略を如実に示すともいえましょう。公教育に予算が回らない、それはつまり、未来なんてどうでもいいという国家としての意思のあらわれ。日本はそういう国であると私は考えています。

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やpp(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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7月11日のアレ -質- [Education]

 こんばんは。体脂肪率にますます磨きのかかってきたうすたです。ナナテンゴですよナナテンゴ。どこのアスリートですか。夜中に葛餅を食べてもこの体たらく。なぜこんなことになっているのでしょうか、私の人生は。



 大分教育界に激震が走っている件。
 賄賂、口利き、縁故。民間ならばいくらでも見られる事例でしょう。しかし、そういう採用や人事をつづけると、次第に社員の質が低下していく。カネやコネに頼らなければ採用される見込みがない人物を集めた組織は、そりゃダメです。当然の帰結として、その企業は潰れるでしょう。そうやって淘汰されていくのが民間ですから、どこの企業も人材確保には必死です。
 翻って、今回のケースは公立学校の教職員です。都市部はともかく、地方において教員採用試験は狭き門です。バブル期に採用された教員の質については疑問視する向きがあるにしても、基本的には、優秀な人物が公立学校の教職員に採用されるものです。少なくとも、その信頼がなければ公教育は成立しません。
 倍率10倍といった「狭き門」をくぐりぬけ採用された超優秀なはずの教職員が、しかしなぜか問題を起こす。それも、人間としてどうかと思うような犯罪に手を染めたりもする。そして、大分の件が発覚。私たちはこう思うでしょう。
 ああ、あのエロ教師もカネかコネかで入ったのね。
 すべての地方自治体の教員採用試験において同様の問題が根を張っているとは思いません。が、結構あるのでしょう。とくに、なにかあったら地元の議員さんに相談するといった慣行がいまだ生きているような地方部においては。
 教員の質が低下しても、公立学校は潰れません。適度に異動するので、水が澱むということもない。しかし、教育は国家百年の計。教員の質の低下は教育の質の低下につながり、ひいては国家の質も低下するでしょう。いや、もしかしたら、いまの日本はすでに質の低下した姿をさらしているのかもしれない。日本という国が足元から揺らいでいる事実を示すものとして、大分の件は再来週くらいまで記憶に留めておくべき事案なのです。

 

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nobod(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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11月9日のアレ -ロングフロー- [Education]

 朝晩もこう冷えこむと、キャッシュ・フローが滞りがちになりますよね。やっぱりね、大事ですよ。そういうあれは。便通は大事でしょ。同じこと。
 そんなわけで、私が足繁く通うリハビリ施設における最近の流行語はズバリ「ロングテール」です。本来はビジネス的なオケージョンにて使われるべきそれではありますが、そこはリハビリ中の私たちですから、さまざまに応用していこうよう、なんつってフローなライムをチャゲアスるわけです。
「Pさんどこ行った?」
トイレじゃないすか」
「ああ、ロングテールね。そういえば昨日、Qさんに会ったよ」
「まじっすか。かなりロングテールですねえ」
 いいじゃない、ロングテールだもの。


 
 7日に「いじめが原因の自殺証明書」が文科省に送付された件は記憶に新しいところですが、早くも模倣者があらわれたそうな。今回は「伊吹文明文部科学大臣様」に宛てたお便りで、消印は「渋谷」。自称「高校2年の女」は、11日に自害すると明言しているらしい。
 オリジナルたる(推定)小・中学生の少年が実際に自死したとの報道はいまのところなされていませんから、にわかに、どちらが先をいくのかという神経戦の様相を呈してきます。無論、先に死んだからといってなにがどうなるわけでもありません。世間一般にあたえる影響とて微々たるものでしょう。けれど、みずからの命を賭して、文科省および文科相の無能を白日の下に曝した「テロリスト」として名は残るやもしれない。
 いじめられている青少年の絶対数を鑑みるに、これからも幾人かの模倣者は出るでしょう。おそらく。そのうちのどれほどが実際に生命を賭すのかはわかりませんが、前にも書いたように、それらの行為は実質的になんの解決にもなりえない。現実から逃げることは重要ですが、死は逃げることではありません。死は「死」以外のなにものでもないのです。

しょ(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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10月7日のアレ -自殺テロ- [Education]

 文部科学省に宛てて「いじめが原因の自殺証明書」が送付された件。差出人は不明。小学生ないし中学生の男子ではないかとの報道もあります。それを書いたのがどこのだれであるにせよ、おそらく本当に死ぬつもりで書いたのでしょう。少なくも書いたときには。
 公表された遺書を見るに、ともかく「自殺はいじめと因果関係があります」ということを広く世間に訴えたかったのであろうとは即断できます。そして、みずからをいじめていた人々や、なにもしてくれなかった「ひきょうもの」の大人たちに対する恨みつらみをぶちまけたかった。ブログでやれ、と云うのは酷でしょうか。
 問題は、なぜその遺書的文書を匿名で文科省に送ったのか。
 校長を筆頭とする学校内の大人はまったく信用できなかった。往々にしてあることです。ではどうするか。みずからの死をもってこれら大人への抗議を表明しよう、少年はそう考えたらしい。そして、その意思をだれかに知ってもらうべく、文科省に送りつけた。それは、あらゆる次元において、なんらの解決にもなりません。もしかすると、文科省はなにもできない能無しであることを示す壮大な皮肉ではないかとすら思う。
 一連の「いじめられて自殺」事案に呼応したスタンドアローンコンプレックスとも呼べそうな今回の騒動ですが、語弊をおそれずに云えば、件の少年がやっていることは一種のテロリズムです。「ひきょうもの」の校長などを、みずからの死の巻き添えにしようとする自爆テロの犯行予告。テロは許さない、という論理はここでも通用するはずですが、同時に、少年をテロへと追い込んだ責任も問われてしかるべきでしょう。

おっぱ(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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10月27日のアレ -世界氏- [Education]

 学校側が必修科目のトバシを意図的におこなったがために卒業できないかもしれない高校生が多数出現でありますの件。一言でいえば「受験の弊害」でしょう。大学受験に必要のない科目にはなるべく時間や労力を割きたくない、それが受験生にほぼ共通の心象であり、学校側はその意を汲んで希望に沿った形のカリキュラムを編成していた。その結果として進学率が上昇すれば、学校としてもウハウハ。もちろん生徒もウハウハ。
 すると、だれが被害者なのか。
 公立学校は、文部省の定めるところの「学習指導要領」に則った授業群を展開しなければならない。で、その指導要領において高校卒業の要件として必修科目と定められている「世界史」をトバシた。つまり、トバされた生徒は、高校卒業の資格を有する者が当然のごとく持ち合わせているはずの「世界史」についての知識や教養を得る機会を奪われた。その意味において、被害者は生徒であるということになりましょうか。
 とはいえ、あまり好きな言葉ではありませんが、「現実的」に考えるとき、世界史を知らないことと受験に失敗することと、どちらがより大きな不利益となるかと問われれば、おおかたの人は後者であると答えるのではあるまいか。いや、それこそ「現実的」に考えれば、世界の歴史を知らずして地球市民にはなれませんよと、いやいやそんなのなりたくありませんよと、地球市民はともかく世界の歴史を知らぬことによって被る不利益がこれからますます大きくなる可能性は高い。それでもなお、目先の受験の優先順位は、いまだ高いままなわけです。
 教育改革だとかなんだとか、本当にどうにかするつもりがあるのなら、大学受験という一連のシステムを根本的に見直さねばだめでしょう。もっとも、議論しているのがシステム内での勝ち組の皆様であるかぎり、どうもこうもないとは思いますが。

い(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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10月15日のアレ -管理- [Education]

 南方戦線のごとく日々悪化の一途をたどるものといえば私の病状であり、もう声が出ません。それでも声をふりしぼり「イチキュッパ、イチキュッパ」と連呼せねばならぬのですから、まったくペコポンの調査も楽ではありません。



 偽善者といえば、福岡県筑前町にある町立三輪中学校の男子生徒(13)が自害した件。同級生らによっていじめられており、それを苦にしての自死であったらしい。さらに過日に至りては、一年時の担任教師が当該生徒の母親からひっそりと相談された内容を、あろうことかクラスにおいて公表していたという驚愕の事実が発覚。
 詳しいことはわかりませんが、閲覧していたインターネッツ上のサイトについての相談であったそうですから、たとえば(あくまでも仮に、の話ですが)「ウチの子、女性が人糞を食べるようなインターネッツに夢中なんですが、大丈夫でしょうか」なんてことをクラスでバラされたら、そりゃあ生きた心地がしないでしょう。
 どうやら、その担任教師の言動が同級生らの行為のきっかけとなった模様。ひどい話です。「死にたい」と思って当然。とはいえ、だから当該生徒をいじめていた同級生はイノセントである、とは云えません。遺書は複数あったそうですが、首を吊った際に着用していた学生服のポッケに入っていたものはともかく、理科の学習ノートの片隅に書かれていたという「遺言」。「僕が死んだら僕の貯金は学級にあげます」って、それどう考えても書かされています。
 遺言とか書けよ。テメー死ぬんだろ。早く書けよ人糞。そうだ、僕の貯金は寄付しますって書けよ。つか俺たちがもらっといてやっから、いま出せや。つか、どうせ人糞に貯金なんてねーんだろうけどな。
 当該生徒の机をとり囲みゲラゲラと笑う同級生、その光景を遠巻きに見つめる同級生、目を閉じ耳をふさぎ口をつぐんだ同級生……彼ら彼女らは、いったいどのような心持ちで当該生徒の葬儀に参列したのでしょう。
 本当のことを知りたい遺族は、中学校に対して、同級生らに無記名でのアンケートを実施するよう要求。学校側はこれに応じたものの、なぜか学年・クラス・氏名を書かせる形式でのアンケートを実施。しかも教頭はその結果に目を通していない。さらに、遺族の前では元担任教師の言動がいじめられる発端となったことを認めながら、翌日の記者会見では、直接的な原因となったかどうかについては調査しないとわからないと云ってしまう。際限なくダメな感じです。
 全校集会において校長は、マスコミインターネットで云々されている三輪中学校の姿は本当ではない、という趣旨の発言をしたそうな。マスコミまで敵にまわして、いったいどうするのでしょう。しかも、ヒールに徹するという確信犯的な偽悪ではなく、単にその場しのぎの無自覚さが表れているだけではないか。こんな大人に管理されているのですから生徒が気の毒でなりません。

十(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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3月28日のアレ -不平等英語- [Education]

 四月を目前にしてまたぞろ雪がちらつくらしい昨今、いかがおすごしでしょうか。タイヤ交換を済ませたばかりであるというのに、平野部でも積もるおそれがありますなんてお天気ねいさんがほざいていやがる。また良純の気まぐれか。いいかげんにしろ。いやほんと、積雪は勘弁してください。


 ところで、中央教育審議会の外国語専門部会が小学校への英語教育導入を検討していたらしいのですが、このほど小学5年生から英語を必修化すべきだとする報告書をまとめたそうな。文法よりもコミュニケーション能力を重視するかたちで、成績を数値化して評価する「教科」ではなく「総合的な学習の時間」の一貫として週一回程度おこなうのが適当、といった内容らしい。
 小学校から英語を、との声は以前からあがっていましたし、その声に応えるべく中教審でも議論をつづけてきたのでしょう。一方で、「英語よりも国語だ」という意見も根強くあります。たしか『国家の品格』でもそのような主張がなされていたのではなかったか。教育に関する議論は、ややもすれば「0か1か」になりがちですが(ゆとりか詰めこみか)、ここでもやはり「国語か英語か」の様相を呈しているように思える。
 考えてみれば、上流社会の坊っちゃま/嬢ちゃまたちは、とうの昔から英語を習いはじめているわけです。他方、英会話スクールに通うためには多額の現ナマが必要ですから、給食費すらままならない下流社会に生まれた子どもは学校に期待する他ありません。とすれば、公教育において(小学校の段階から)英語教育を導入することは、社会的不平等を是正する意味を持ちうるのかもしれません。
 とはいえ、報告書のとおりに実施されるとして、週に一時間。ちょっとしたゲームをやって「楽しかったね」はい、終わり。そんな無益な時間に成り果てはしないか、不安は募ります。英語にかぎらず、外国語を話せるに越したことはありませんが、どうしてもこれを伝えたいのだという意思があれば、技術は後からいくらでも着いてくるものであると思いますがいかがでしょう。どうせ週に一時間ずつやるのならば、ボディランゲージの授業に費やすほうが異文化コミュニケーションにとってよほど有益である、というのが私の意見です。ちなみに。

くさって(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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3月15日のアレ -いよいよトライ- [Education]

 なにを隠そう、私は学生の時分に「家庭教師のトライ」と契約して家庭教師を務めていました。家庭教師は学生の特権ともいえるバイト、たしかトライの事務所は学校からほど近い場所にあったので、深く考えることもなく早々に契約したのでした。
 トライという企業については、いまから考えると、当初から多少なりともあやふやな点が散見されたことは否めません。たとえば、教師として契約するにはトライの会員証を作製する必要があるのですが、この会員証がクレジットカードなのです。つまりトライで家庭教師をやるためには、カードを作らなければならない。学生相手にいかがなものかと思わざるをえない商売ですが、もっともこれはトライのみならず、結託したカード会社の問題でもあります。
 また、事務手続きを担当するスタッフもほとんどが学生のバイトであるため、仕事がいい加減になりがちでした。時給がいくらになるのか即答できなかったり、折り返し電話しますと云われて折り返された試しがなかったり、電話で生徒を紹介され「じゃあ詳しい話は事務所で」と約束をして出向いてみればすでに仕事を引き受けたことになっていたり……TBSの『報道特集』などでお目にかかる「悪徳業者」の手口に似ていないでもありません。
 家庭のほうからも、よくわからない料金を取られているだとか、いつ電話しても「担当者がいない」と云われるだとか、あまりよろしくない話をしばしば聞かされました。それでも(少なくとも私が在籍していたときには)業界トップの企業であったのは、個々の教師がまじめに仕事をしていたから、なのかもしれません。もっとも、ある日とつぜん音信不通になった教師の尻ぬぐいを任されたこともありますが。

 以上は私が学生であった時分の話であり、現在どうなっているのかはわかりません(会員証カードはそのままのようです)。いくら学生のアルバイトによって運営されているとはいえ、誠意を感じさせない対応をつづけていたのでは、早晩この会社はダメになるはず。
 なぜいまさらこんな話を書いたのかといえば、どうやらトライはこの春から教師に支払う給与の体系を大幅に改訂し、担当する生徒の学年にかかわらず基本的に時給1,000円前後からのスタートになる、との話を耳にしたからでした。以前の体系であれば、おおよそ2,000円前後からであったはず。小学2年生を担当した際に1,000円程度だった記憶がありますが、大学受験生を指導して時給1,000円では割に合わない。もっとも経験や合格実績などによって加算される分はあるのでしょうが、全体的に教師に対する給与が大幅に低下することは確実なようです。
 ダメでしょ、それ。慢性的な教師不足だというのに、なおも待遇を悪くしたのでは、良い人材は他の会社や個人契約へと流れ、無理に集めた人材はろくでなしばかり。これまではまじめな教師の存在によりかろうじて成立していたトライもいよいよ……という気がしてなりません。

ルー(写真はイメージです。本文とは関係ありません)


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3月9日のアレ -リスペクト- [Education]

 地元紙に、公立高校入試の問題と解答が掲載されていました。エンピツ片手に国語の問題文を読んでいるうちにうつらうつらとしてしまい、カラオケで水戸黄門の主題歌を熱唱している夢を見たわけですが、目が覚めたときにふと思い出したことがあります。
 私が中学3年の時分、ある私立の進学校を受験することにしました。筆記に加えて面接試験もあるため、中学校が開いてくれる模擬面接に申し込み、その当日。面接の心得や礼儀作法、そして想定される質問などが記されたプリントが配布されました。質問項目は学校別に分けられており、過去に受験した先輩からのフィードバックが活かされたいわば「過去問」のようなものでした。
 で、「尊敬する人物は?」との質問がありました。こうした質問としては定番ともいえる一問ですが、受験生の尊敬する人物を尋ねて高校側はなにをどうしたいのか、私にはいまだにわかりません。それはともかく、「尊敬する人物は?」と話を向けられた際に、「両親」(あるいは父親/母親)と答えないほうがよい、との指導を受けた記憶があります。
 なぜかといえば、両親を尊敬するのは当たり前であり、あらためて挙げるべき名前ではないから。
 当時は(まあ、そういうものか)程度に受け流していましたが、それにしても両親を尊敬するのは当たり前とは、考えてみればずいぶん乱暴な話です。たしかに封建制の社会においては、子は親を尊敬し、親は領主を尊敬し、という支配原理が確立していましたから、あらためて「両親を尊敬しています」と云う必要はなかったのかもしれない。それは理屈ではありません。しかし現代においてはどうでしょう。たとえば家族に対して日常的に暴力を振るうような親であっても、「それでも親だから」当たり前のこととして尊敬されるべきなのかどうか。
 そのような指導がなされていたのは、もしかすると私の通っていた学校だけであったのかもしれません。その後の模擬面接でも本番の面接でも尊敬する人物を尋ねられることはありませんでしたが、かりにそうなったとき、自分はだれの名を挙げる予定であったのか思い出すことはできません。とっさに「両親です」と答えていたかもしれない。いずれにせよ私は私立高校の受験に失敗し、遠くの県立高校に進みました。ちなみに、いとこがリベンジを果たしてくれたものの、在学中に万引きで停学を食らった話は以前にも書いたような記憶があるのであえて書きません。

ノマノマ(写真イメージです。本文とは関係ありません)


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2月9日のアレ -言葉のクソ力- [Education]

 およそ10年ぶりに全面改訂される次期学習指導要領に、すべての教育内容に必要な基本的考え方として「言葉の力」が据えられるのだそうな。各マスコミがこぞって「ゆとりから言葉の力へ」と書きたてているように、これは事実上「ゆとり教育」からの転換を意味するのでしょう。
 文部科学省が近々に発表する原案が示す「言葉の力」とは、指導要領の理念にあたるもので、それはつまり「ゆとり」と同等の性格をもつ概念となります。たしかな学力をつけるための基盤、ということらしいのですが、詳細は原案の発表を待たねばなりません。
 それにしても「言葉の力」。「生きる力」もそうでしたが、なんとぼんやりした概念でしょうか。それが理念である以上、抽象的なものにならざるをえないことは認めますが、「言葉の力」をたとえば英訳せよと指示された場合にはどうしたらいいのか。「言葉の力」がなんなのか、あるいは「言葉の力」をどうするのか、せめてそのくらいは明確にならなければ、結局のところ教育現場に混乱をもたらし、それぞれの自治体なり学校なり教員なりが独自の解釈をせざるをえません。現場の裁量権を拡大すると云えば聞こえはいいものの、実質的には公教育における地域間格差・学校間格差を生み出すだけではないのか。
 と、現段階で難癖をつけてもはじまりません。そうはわかっていても、やはり不安です。だいたい、じゃあ「ゆとり教育」とはなんだったのか、実は「生きる力」なんて必要ありませんでしたということなのか、その辺を曖昧にし、あわよくば「なかった」ことにして先へと進んでいく。だれもお役所仕事の責任を負う者はだれもいない。そして、すべてのツケを払わされるのは子どもたちです。

…胸に抱いて死んでゆけ
写真イメージです。本文とは関係ありません)


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